私のくせ毛は、どうにもならないの? 諦めかけた私が辿りついた1軒の床屋

ドライヤーで髪を乾かす女性

しおちゃんブログへようこそ。

趣味は、ダンスとチネイザン
高齢健康美応援団のしおちゃんです。

くせ毛で広がる。 うねる。 扱いづらい。
そんな髪が嫌。 何とかしたい。

そんな思いから、ようやく解放されると
期待して、かけた縮毛矯正。

それなのに1-2か月くらいしかもたない。
思ったようにいかず髪が痛んでしまった。

本当はどうしたいのか? という気持ちを
ちゃんと受けとめてもらえず
美容院に行くのが嫌になった経験ありませんか?

そんなあなたに
わたしが出会った
床屋さんのお話をします。

目次

美容院なんて大っ嫌い

わたしは、10年前ビビり毛になり
縮毛矯正ができないくらい髪が痛んでしまった。

それから美容院ジプシーがスタート。

誰かが救ってくれるのでは?
というかすかな希望を胸に。

希望は絶望にかわり
美容師さんへの不信感がつのり
美容院が大っ嫌いになった。

とりあえず
最後のブローで何とかして帰ってもらおう!
みたいな印象を多々うけた。

翌日以降
自分では美容院を出たときの髪型を再現できない。

だからといって
この悲しさをどこにぶつけていいのか分からない。

それから、わたしは
くせ毛を隠すようにお団子ヘアで過ごした。

別にまっすぐにしたいわけじゃない。

たまには、お団子やめて髪をおろしたいだけ。

私を笑顔にしてくれた床屋

10分カットで伸びた髪を切る生活になった。

もうどこの美容院行ってもダメだし。
っていうか行きたくない。

美容院って
自分がキラキラ
かわいくなれる場所だと思っていたのに。

一生お団子ヘアか……
髪があるだけいいのかな。
諦めていたけど
心のどこかでは諦めきれなかった。

そんなとき
たまたまYouTubeで発見した1軒の床屋。

orb hair museum に出会って
私のQOLが爆上がりした。

あるじゃないですか!

こんな面白い床屋さんが!!

10年ぶりにお団子ヘアから脱出した喜び。

店から出て髪を風になびかせながら歩く快感。

そう、わたしは、これを待っていたのだ!!

まっすぐじゃない縮毛矯正

orbには 「あまのじゃく式縮毛矯正」という 要らない癖を取り 欲しい癖をつける 癖毛の方、皆さんが 憧れ、でも諦め 求め でも得れず・・ そんな「髪型の選択肢」を 提供出来得る 特殊な縮毛矯正法があります (orb完全オリジナルです!)

orb hair museum HPより

縮毛矯正は
まっすぐストレートって
誰がいつ決めたんでしょうね?

まっすぐじゃないから
「あまのじゃく式縮毛矯正」
っていう名前をつけたって言っていたかな。

この名前じゃ誰も検索しないよね……

縮毛矯正の薬は、毎回その人に合わせて調合する。

その人に合ったその人だけの
カスタマイズされた薬剤ってわけだ。

縮毛矯正の手順としては

第1液で、髪の毛のタンパク質を壊す。

アイロンで髪を伸ばす。

第2液が非常に重要だという。

壊したものを再結合するときが非常に大事。
だからこそ、第2液に長い時間をかけている。

第2液で手を抜いている美容院が多いとのこと。

ケンさんは
薬剤を塗布した後もずっと近くにいて
素手で髪をチェックする。

どうしてかというと
髪の毛の中で何が起きているか
目で見てわからないから
触って確認するのだとか。

何が起きてるかイメージしている。
想像力が非常に大事になるらしい。

実は
パンチパーマと縮毛矯正は工程が一緒
だと聞いて驚いた。

違いはアイロンの形。
巻いてクルクルのパンチパーマをつくるか
まっすぐにするか、その違い。

床屋さんだからこそ気がついた視点で
「あまのじゃく式縮毛矯正」が
出来あがったのだそうだ。

なぜ
あまのじゃくは、まっすぐにならないのか?

ポイントとして
アイロンで根元から丸くすることで
毛先まで曲線をつくる。

そしてカットで調整をする。

熊さんみたいな見た目のケンさんは
ビビり毛を作らないために
毎回ビビりながら施術をしていると言っていた。

「怖くて怖くてたまらない」

「気が小さいから毎回ビビってる」

アイロンで本当に少しずつ髪をとり
ビビりながらやる。

慎重すぎて縮毛矯正だけで約5時間かかる。

そして、他では味わえない。

縮毛矯正だけど
フワフワで毛先クルクルの髪型が出来あがる。

そして最大のポイントは
洗って乾かすだけで決まる髪型。

美容院の締めでプロがブローしてくれたら
そのときは、綺麗になる。

でもそれ以降
お客様が自分でこの髪型再現できないと
ダメでしょ。
というケンさん。

お風呂上りにタオルドライしない髪の毛を
ドライヤーでブンブン乾かして
毛先を手でクルクルっとするだけ。

ズボラな、わたしでも、できる。

女性の後ろ姿左向き

(写真)↑手で乾かしただけの仕上がり。
ノーアイロン。

 

あまのじゃく式縮毛矯正の特許はとっていない。
技術は全部公開している。

それは、なぜかというと

それを見て真似した人が
さらにもっと良いものに変えてくれると
期待しているから。
でも、やってくれる人は誰もいないらしい。

コスパ悪いし、面倒で大変だからね……

ケンさんの魅力

予約方法は電話のみ。

電話にこだわるのは、声を聞きたいから。
声のトーンや雰囲気で、だいたい想像できるらしい。

キャンセルする人も、迷いがある人も
声に現れるのだとか。

電話の段階で
カウンセリングが始まっているんですね。

そして、とにかく
ケンさんの施術は、すごい!!!

まず、カウンセリングが長い。

とことん話し合って
お客様のしたいこと
自分の出来ることをすり合わせていく。

ブログYouTubeでケンさんの人間性が
じゅうぶんに伝わる。

「この人なら!」と
orbを最後の砦だと思って
訪れるお客様もいるという。

家庭の悩み、髪の悩みなど
それらを誰かに聞いて欲しいからorbに来て
ケンさんと話だけして帰る人もいるとか。

なんと
ハワイ、オーストラリア、タイなど
遠方からのお客様もいらっしゃる。

わたしも電車とバスを乗りついで
わざわざケンさんに会いにいく。

家の近所に、くさるほど美容院があるのに。

色んな美容院にいって散々な目にあい
やっとたどり着いたorb。

ケンさんの施術で感動して
泣いてしまう人もいるんですって。

わかる気がします。

「理美容師は髪に触れるけど、心に触れる仕事」

そうやって
一人一人にたいして
誠実、正直、真剣に向きあってくれる。

だから
涙がでるし、遠方からも人が来る。

「コスパ悪い商売やってるんだよねー」って
うれしそうに語るケンさん。

髪って心に影響あたえるくらい大切

何を買うか? ではなく
誰から買うか?

どの縮毛矯正をするか? ではなく
誰に縮毛矯正をしてもらうか?

時代は、そういう流れになってきた。

正直、どんな髪型でも生きてはいける。

でも髪って
自分の生きるモチベーションを左右するくらい
わたしには大切。

髪の印象で顔の印象も変わるから。

ストレートのツヤ髪だけが美ではない。

くせ毛でも、どんな髪の毛でも
自分が良いと思えればそれでいいのだ。

ようするに自分のマインドの問題。

 

ホットペッパーのネット予約は楽チン。

でも
なりたい髪型が
スマホ画面に写しだされたメニューの中に
本当にあるのか?

死んだ細胞といわれる髪だけど
死んでもなお、その影響力は大きい。

まとめ

 

ケンさんのトリセツ
  • 施術中でも必ず電話にでる
  • カウンセリングが長い
  • 熊さんみたいだけど、臆病でビビり
  • 「怖い怖い」と言いながら施術する
  • 相手を泣かせるほど真剣に向きあう
  • 正直で信頼できる
  • 言葉あそびが得意
  • 酒と音楽を愛する
  • Mr.Children「himawari」Music Videoの女性の髪型作った人
  • 10年間毎日ブログ更新している
  • 被災地に行って髪を切ったり
  • 義援物資にビールを届ける人
  • 「こんなに話を聞いてくれる人初めて」と言われると飛んで喜びます

 

ケンさん、わたしの髪のために長生きしてね。

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

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